感謝~今年も一年間ありがとうございました。
社長の岩井健一です。
年末にあたりこの一年間を振り返れば、慌ただしくも歴史的な転換点となるような年であり、我々は日本人としての誇りや幸せを痛感する出来事にも恵まれていた、そんな感慨深い令和元年最初の年越しとなりました。
5月に新しい元号「令和」の時代が幕を開け、天皇陛下御即位を我々国民は心より喜びと感謝の気持ちでお祝い致しました。そして国内外において政治・経済等情勢が揺れ動く混沌とした時代を、日本人としての誇りを持って乗り越えて行けると確信する貴重な機会となりました。
又、9月にはアジア初開催となるラグビーW杯日本大会が開幕、史上初の8強入りを果たした「桜の戦士」の勇敢な戦いぶりは国内外で称賛を集めました。「ONE TEAM(ワンチーム)」は年間流行語大賞に選ばれるほどで、ラグビー日本代表は我々日本人の心の奥深くに勇気と希望を与えてくれました。まさにわたくしが年頭にあたり社員に掲げた「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も」を現実に身をもって教えてくれました。
国内外で偉大なる功績を残した米大リーグのイチロー選手が引退、一方女子プロゴルフ界では「スマイリング・シンデレラ」の渋野選手が日本人として42年ぶりに全英女子プロで優勝。ストイックに野球に打ち込む武士道魂のイチロー選手、良い時も悪い時も笑顔を忘れないチャーミングな渋野選手。卓球やバトミントン、陸上、水泳、野球やサッカー・・・・。スポーツ界では今年も多くの日本人が大活躍。一年を通して彼ら、彼女たちの活躍に心躍り、勇気づけられました。
ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏は「リチウムイオン電池」の開発者であり、スマートフォンなどのモバイル・IT機器や電気自動車の普及などの元となる大発明。化石燃料に頼らない社会の実現に向けた貢献が高く評価されたことは日本人の誇りでもあります。
勤勉、我慢強い,礼儀正しく責任感が強い・・・・いずれも日本人の特徴といわれており、我々日本人のDNAは今年も各界で大活躍の年でありました。
一方経済面では10月に消費増税が施行され10%がスタート。政府はキャッシュレス決済を対象にしたポイント還元制度等の充実を図り、増税による増収で社会保障の充実や幼児教育・保育の無償化が実現する見込みであります。
そして今年も日本列島は様々な災害に見舞われた年でもありました。10月の「令和元年台風19号」は熊本地震以来2例目の激甚災害および非常災害に指定されたように、東日本を中心に大きな被害をもたらしました。
熊本県優良住宅協会では今年11月、東日本大震災の被災地へ改めてお見舞いの研修に行って参りました。8年の月日が経ったとはいえ、いまだ傷跡の残る被災地での研修では、まざまざとその被害の大きさに驚嘆すると共に、もうすぐ4年目を迎える我がふるさと熊本を襲った大震災に重ね合わせ、住宅業界のリーダーとして復興を成し遂げなければ、とその職業使命感で胸がいっぱいになりました。
東日本大震災の後、初めて被災地をお見舞いに視察研修に伺った時からのお付き合いで、わたくしが熊本県優良住宅協会の理事長を拝命した丁度その時に発生した熊本地震以降も並々ならぬお力添えを頂いてきた宮城県優良住宅協会の皆様との懇親会も、実に有意義な意見交換の場となりました。遠く離れた宮城県と熊本県ではありますが、ITネットワーク等を活用し、これからもますます連携を深めてより良い住宅業界の発展に貢献したい、と志は同じであります。
令和最初の年の瀬も穏やかに終わりを迎えようとしております。今後住宅業界を取り巻く環境は加速度的に変化の一途を辿ります。AIやICTの革新、性能評価基準の厳格化、環境問題、ダイバーシティ(お客様ニーズの多種多様化)、金融システムの変革等々、かつての経験値では予測できない時代に突入し業界再編も巻き起こると考えます。そのような時代にイワイホームがお客様に支持して頂くには、創業以来愚直に守り続けてきた「ありがとうの家づくり(感謝)」「正正堂堂」を貫き、地域に愛される住宅会社としての存在をご理解頂くことに変わりないと信じます。
一方新時代に相応しい進化し続ける家づくりの研究や新商品のラインナップのご提供については社員一同、これまで以上に努力して参ります。
新年も変わらずご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
年末年始は寒暖差も激しいようでございます、皆様ご自愛にて良いお年をお迎えくださいませ。