平成28年熊本地震 被災された全ての皆さまへ
社長の岩井健一です。
このたびの平成28年熊本地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。
いまだ余震が続いております、くれぐれもご安全確保にてお過ごしなさいますようお祈り申し上げます。
今回の熊本地震は極めて甚大な被害をもたらし「激甚災害指定」を受けました。亡くなられた方が49人、震災関連で亡くなられた方も14人。行方不明の方もおられ、負傷者は1400人、住宅被害は11000棟、いまだ41000以上の方々が避難所等で厳しい避難生活を強いられておられるとの発表です(4月26日現在)。
2度に渡る前震、本震によりライフラインは寸断され、その後続くおびただしい数の余震に気の休まることのない中、被災者の方々は、自らを、家族を、学校や職場の仲間を、周りの地域のきずなを守ろうと互いに気遣いながら健気に、懸命に生きておられる、そのお姿を見聞きするたびに、心震える想いの日々であります。
「嘆きつつ 家は倒れて 行く春ぞ」(俳人 長谷川櫂さん 宇城市出身)
~4月20日付け 熊本日日新聞より抜粋
私は住宅会社の経営者として、自ら先頭に立ち、かつて経験のない激甚災害からの復旧・復興に向け全身全霊で取り組む決意であります。職業使命感に身の引き締まる思いでこれからの計画を準備・遂行して参ります。
今こそ私が創業以来28年間、愚直なまでに守り続けてきたイワイホームの企業理念「ありがとうの家づくり」の真髄が試されております。全社員一丸となってイワイホームの底力を発揮しお応えして参ります。
社員の中にはいまだ被災の影響から厳しい生活を強いられている者もおりますが、全社員で支えあってこの難局を乗り切って参ります。
幸いわが社には業界経験豊富で業務知識や様々な家づくりの知恵に長けた現場監督の面々、設計士等が多数在籍しております。被災されたお客様をおひとりお一人回らせていただき、協力業者の方々と共に復旧作業に励んでくれております。
営業部員はそれらのサポートをしながらも、一方では今後増加するご相談等に備え、税務面の特例やさまざまな資金面での情報ご提供等に向け、情報収集、準備に熱心に取組んでおります。
内部社員もお問合せ対応をはじめ全員体制で様々な課題に対しお互いを補いながら業務遂行する日々であります。
お客様には何かとご不便・ご迷惑をおかけする場面があろうかと思いますが、イワイホーム全社員が全力で対応させていただきます。即入居可能なモデルハウス等も多数ご用意しております、引き続きご要望・お問合せ、ご相談等お気軽にご連絡頂きますようお願い申しあげます。
なお弊社加盟の熊本県優良住宅協会では、熊本県と連携し仮設住宅の早期着工に向け準備を開始いたしました。西原村を予定地としてまず最初に50戸程度、6月中の完成を目指して計画に入ります。私は理事長として協会加盟各社の協力はもとより、各種業界団体等多くの皆様のご協力を仰ぎながら重要な公共的役割を担う仮設住宅の早期完成に最大限尽力して参ります。
悲しみの涙は甘いそうです。ストレスを排出し、再生への前向きな涙の味だからではないでしょうか。この大災害を経験しそう信じます。
心身ともに震災後の疲れが日増しに蓄積されているうえに、気候の変化も激しい日々が続きます。
皆さまくれぐれもお体にはご自愛くださいますようお祈り申し上げます。